崖の上のポニョ

映画


・・まだ見てないです。
見てないけど書きますよ。
以下、ネタバレ有り。










（↑実は始め可愛いぬいぐるみだったけど、だめ出しされてこのデザインになったらしい）





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「なんか怖い」とか、「わけがわからない」とか、
いろいろ言われているそうですが
こんな記事が。
http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-487.html

  • 「名前」・「血」・「食べ物」を貰ってこちらの世界の住人になった（神話などによく使われる「3回」の試練・千と千尋でも使われましたね）
  • 「こちらの世界」で魔法を使って人間の姿になりたいので、津波を起こしてポニョの世界と、こちらの世界を「混ぜる」必要があった
  • 生まれ変わりの儀式「ビン（卵）」「トンネル（産道）」「キス（誕生）」（前出の「3回」のモチーフ）によって人間に生まれ変わった
  • ・・それらの出来事は「こちらの世界」の事なのか？それとも津波の時に・・

この記事でも、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080831-00000004-flix-movi
曰く「物語の基礎となっているのは、“異種婚礼譚”」
だそうで。
「鶴の恩返し」とかの奴ですね。
ある種恐怖の対象である「異世界」の者と「こちらの世界」との遭遇なワケです。


主人公は少年の純真な心で境界を越えてしまった（鶴の恩返しでは、やましい心の為その境界を越えることができなかった）。
もし、あのとき鶴の姿を見なかったらどうなっていたのか。主人公が純真な心を持って異世界の者を迎えたらどうなっていたのか。


それは、もし現実の世界で起こったならあちらの世界へ連れて行かれる「神隠し」と呼ばれる状態になってしまうのかもしれません。
「千と千尋の神隠し」では、千尋は最後はトンネルを通って（大人になって）こちらの世界へ帰ってきました。
では、帰らなかったらどうなるのか？なぜ、ポニョは「トンネルが嫌い」といったのか（ハクは千尋に「ここへきてはいけない！すぐ戻れ！」と言ったのに！）
「こちらの世界」では神隠しは恐ろしい事ですが、それは「新しい世界」への幸せな旅立ちなのかも・・？




いままでも宮崎監督は「トトロ」や「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など、異世界へのオマージュが強い作品が多かったのですが、
ポニョはそれらの作品の別回答のような気がします。・・ポニョ見てないけど。


・・なんか、神話や昔話、童話に近い物を感じますね。
グリム童話とか、子供心に「どっか怖い」って思ったものですが、それに通じる物があります。


・・そして、恐ろしいことに宮崎監督は一切の説明なしで「子供向け」として全国公開。->「内容が分からない・なんか怖い」と大騒ぎ。
うーん、深い、深いよ、宮崎駿。
DVDになったら見よう・・